「はしょる」~江戸しぐさ~

てづくりや

2012年11月21日 23:18

語源はハシオル(端折)…ものごとを省いたり、短く縮める。
省略したり、簡単にすること。
もともとは着物の裾を持ち上げて、帯にはさむの意が転じています。



卒業式時の、卒業証書授与の様子を例にしてみました

最初の一人は、最初から最後まで卒業証書を読み上げ

られますが、次の人からは名前のあとを、「以下同文」

と、省略されます。 本来、ちゃんとやるべきですが、

時に応じて、はしょることを認めたのは江戸の寛容さと

臨機応変の哲学を示すもの

一を聞いて十を知る意味にも用いられます

~参考文献・越川禮子著「江戸の繁盛しぐさ」~

江戸しぐさ語りべ 越川禮子先生のご本を参考に描かせて頂いています

感謝

江崎真理子・FACE BOOK



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