「はしょる」~江戸しぐさ~
語源はハシオル(端折)…ものごとを省いたり、短く縮める。
省略したり、簡単にすること。
もともとは着物の裾を持ち上げて、帯にはさむの意が転じています。
卒業式時の、卒業証書授与の様子を例にしてみました
最初の一人は、最初から最後まで卒業証書を読み上げ
られますが、次の人からは名前のあとを、「以下同文」
と、省略されます。 本来、ちゃんとやるべきですが、
時に応じて、はしょることを認めたのは江戸の寛容さと
臨機応変の哲学を示すもの
一を聞いて十を知る意味にも用いられます
~参考文献・越川禮子著「江戸の繁盛しぐさ」~
江戸しぐさ語りべ 越川禮子先生のご本を参考に描かせて頂いています
感謝
江崎真理子・FACE BOOK
関連記事