「子育てしぐさ」より”九つことば”~江戸しぐさ~

てづくりや

2012年07月23日 22:19

三つ心、六つ躾、九つことば、十二文、十五理で、末決まる

の「子育てしぐさ」から、今日は…「九つことば」を紹介します。



九歳にもなったら世間ときちんと対応できるように

なっていることが求められました

特に江戸時代であれば商人の子ですから、

「ございます」「申します」「存じます」などの

丁寧語や敬語が言えなければいけませんでした

それに、相手の話に上手にあいづちも打てねばなりませんでした



それと、「世辞」も九歳までに言えるようにしました

ここでいう「世辞」とは、へつらいやおべんちゃらでは

ありません。人間関係を円滑にする社交辞令・つき合い

上の応対のことばを指します。…例えば「こんにちは」の

あとに「今日はいいお天気ですね」と続け「その後、お母上

具合はいかがですか?」など、相手を思いやることばが続きます



江戸しぐさは「相づちしぐさ」とも言いますが、

~この人は本当に判っている~とか、~判っていない~とか、

相づちひとつで理解のレベルが判ったのだそうです

現代の九歳児が自然に「世辞」を言えるようになったら

きっと穏やかな人間関係が築けるのでは・・・って思います

江戸しぐさ語りべ 越川禮子先生のご本を参考に描かせて頂いています

感謝

江崎真理子・FACE BOOK

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