「子育てしぐさ」より”九つことば”~江戸しぐさ~
三つ心、六つ躾、九つことば、十二文、十五理で、末決まる
の「子育てしぐさ」から、今日は…「九つことば」を紹介します。
九歳にもなったら世間ときちんと対応できるように
なっていることが求められました
特に江戸時代であれば商人の子ですから、
「ございます」「申します」「存じます」などの
丁寧語や敬語が言えなければいけませんでした
それに、相手の話に上手にあいづちも打てねばなりませんでした
それと、「世辞」も九歳までに言えるようにしました
ここでいう「世辞」とは、へつらいやおべんちゃらでは
ありません。人間関係を円滑にする社交辞令・つき合い
上の応対のことばを指します。…例えば「こんにちは」の
あとに「今日はいいお天気ですね」と続け「その後、お母上
具合はいかがですか?」など、相手を思いやることばが続きます
江戸しぐさは「相づちしぐさ」とも言いますが、
~この人は本当に判っている~とか、~判っていない~とか、
相づちひとつで理解のレベルが判ったのだそうです
現代の九歳児が自然に「世辞」を言えるようになったら
きっと穏やかな人間関係が築けるのでは・・・って思います
江戸しぐさ語りべ 越川禮子先生のご本を参考に描かせて頂いています
感謝
江崎真理子・FACE BOOK
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